生まれた性別として生きられないー性別不合・性同一性障害かもと思う人ー
- もしかしたらGIDかも!
- 性別を変えたい!今のまま生きるのは辛い!どうしたらいいのわからない!
そんな人たち向けに解説していきます。
生まれた性別と違う性別として生きたいと思うことがある人
GIDとは
- 性同一性障害(gender identity disorder)の略
- 心の性別と体の性別が一致していない人
- 戸籍上男で心の性が女の人をMtFと呼ぶ
- 戸籍上女で心の性が男の人をFtMと呼ぶ
MTFやFTMは日本ではよく使われていますが様々な議論もあるようです
トランスウーマンやトランスマンという呼び方のほうがアメリカや学術的な場面では適切だとされることがあります
2019年にWHOの「精神疾患」から性同一性障害が外れました
“Gender Incongruence"という項目になり2020年からは対応などが変わる可能性が高いです
GIとは
- 性別不合の略(日本語訳としては変更になる可能性があります)
- 体の性と自分が認識する性が一致しない人
生まれた性別と自分の認識する性別
実際に性同一性障害で自分の認識する性別として生きている人には様々な人がいます
- 男として学校を卒業し社会人経験後に退職し戸籍や名前の変更し社会復帰
- 女(男)として生まれた後に戸籍を変更し男性(女性)として女性(男性)と結婚やパートナーシップ
- 10代からホルモン治療を行い20歳前後で戸籍の変更まで行い望む性別で社会人生活を開始
- 大学在学中に戸籍の性別を変えて望む性別として生きることを決断し休学してお金を稼ぎ性別適合手術
- 望む性別として生きたいと思うものの手術に耐えられない体であるため性別適合手術や戸籍変更を断念し望む性別として生きることのできる場で生活
- 性別適合手術をして戸籍の名前を変更後も家庭の事情を理由に戸籍は生まれた性別のまま生活
自分の認識する性・心の性とは
心の性って難しい概念に思うかもしれません
着いて考えてみると
女と男のどっちが話が合いやすいかとか
男物と女物のどっちの服やアクセサリーをつけたいのか
具体的な質問をされたとき嫌悪感や違和感を抱いたりすることからわかるかもしれません
小学生のときから女友達の方が多くてかわいいものを集めるのが好き
という人もいるかもしれません
性別によって好みや振る舞いを制限される必要はない
かわいいのがすきだから女
男の子だからスカートは履いてはいけない
「女らしく」とか「男らしく」
っていう考えや偏見や先入観のおしつけはやめたい
男でも男としてスカートをはいて化粧をしてかわいい格好で好きなことをしてもいいし
女の人がおしとやかに我慢し周りの男の人の言いなりになる必要はない
個人の個性や趣味や性格として好きに振る舞い生きていいはずです
性別によって生き方に制限されることはもうやめていい
重要なことは自分の体をどう思うか
胸が欲しいと思った
柔らかい体に変化していく自分が気持ち悪く思った
声が低くなるのがいやだった
ゴツゴツとした体の年上の男性を見て同じようになりたくないと思った
小さい時は体の違いは服を着ていればわかりにくいけど
第二次性徴後はそれぞれの性別の特徴が意識されるようになる
それを境に自分の性別に違和感を感じたり嫌悪感を持つ当事者は多い
- 生まれた性でのふるまいをするのが苦痛
- 生まれた性と違う性としてふるまいたい
- 生まれた性でのコミュニティより違う性のコミュニティの方がなじみやすい
- 制服など性別で決められた姿をするのがひどくつらい
- 性的特徴が表れることに嫌悪感がある
無理して"俺"とか"僕"って言わなくていい
女の子や男の子としての押し付けられた振る舞いをしなくていい
はっきりと確定とは言えなくても無理してつらいまま生きていく必要はない
まずは自分のことについてよく考えたり実際に性別を変えるまでの方法をしらべてみよう
戸籍変更までの流れはこちら
自分がどこにいるのかは適切に判断すること
数人の例からまとめてみた図です
他の生き方も数多く存在しますのであくまで参考に

自分が何を望むのか
どういった生き方をしたいのかよく考えてみましょう