セクシュアルマジョリティーについて勝手に考える
マジョリティーのカテゴライズについて考えることで、マイノリティーについてカテゴライズすることへの疑問や限界を考えてみようと思います。
こちらで勝手にセクシャルマジョリティーをカテゴライズしてみました。
マジョリティーのカテゴライズ
- 性自認が生まれたときの性別、体の性と心の性が一致している
→シスジェンダー(Cisgender) - 好きになる相手が異性
→ヘテロセクシャル(Heterosexual) - 人を好きになったり、性的な魅力を感じる
→アルロセクシャル(Allosexual) - 一人の相手とだけ恋愛をする
→モノアモリー(Monoamory) - 一人の相手とだけ結婚をする
→モノガミー(Monogamy)
まとめると、「結婚し、子どもを産み、家庭をつくる」ということになりそうです。
しかし、どれも現実的に強制されると疑問に思う人も多いはずです。
性別二元制(性別二元論)について
性別は男と女の二つだけ!という考え方。
- 染色体の組み合わせから性別は二種類。
- 身体的特徴は二種類。
- 社会的なふるまいは二種類。
など。
この考えがもととなり、シスやヘテロはここを基準に考えることができる。また、セクシャルマイノリティーへの差別につながることがある。
カテゴライズの疑問
A.インターセクシャル(Intersexual)という性分化疾患の人の存在
インターセクシャル(Intersexual)とは
- 生まれたときの体の特徴から性別の判断が難しい状態。
- 染色体がXXとXYの組み合わせでない。
- 身体的特徴が男性とも女性とも判断できない。(どちらの特徴も持つ。どちらの特徴も持たない。)
インターセクシャル(Intersexual)の人の性自認については人それぞれだが、男という自認の人もいれば、女という自認の人もいる。性自認が中性的であるということではない。
※インターセクシャルについて、当事者からの十分な情報をもとにしているわけではないため、正しい情報とは限りません。
身体的疾患だからと、性自認を考えるときに考慮に入れないことはできる。
しかし、身体的に二種類の性に分類できないことがあることから、性自認(心の性)も二種類の性に分類できないことがあると考えることはできないのか?
他には、
B.たまたま好きになる相手が一生の間に現れない場合は?
十分あり得る
C.Bとは逆にすぐに好きに相手を好きになる人は?
好きになるまでに難しい段階がある人がカテゴライズされるのであれば、簡単に好きになる人のカテゴリーもあってもよい?
D.浮気や不倫ばかりしている人は?
セクシュアリティーなのか、個人の性格なのか
E.好きになるとは、どんなことかみんなわかっているのか?
LikeやLoveについてさまざまな格言や体験をもとにした定義はあれど、個人差がある
相手への感情の段階によって表現が変化するものであるが、絶対的定義が難しいものをカテゴライズするときの根拠にするのはどうなのか
F.子どもを産み育てることが人間の目的なのか?
子どもを生むか生まないかについては、経済的問題や人生設計、授かることができるかなど多くの要点がある
子どもをもたない生き方について
G.服装の好みが中性的である人は?
ファッションの一環として中性的なものや、異性的なものをがはやる場合がある
その場合は、セクシュアリティーの区分にはいるか
「マジョリティーやマイノリティーのどちらかが、正しいとか間違っているとは言えない」
人の生き方や性質に正解や不正解はありません
時代や国によって法律や道徳や正義は変わっていきます
主張する人数が多い方が力を持ちやすい世の中でなので、人数の多い方(マジョリティー)が正しいとされることがあります
人数が少ない方は立場が弱くなりやすく声を上げにくいためより、少ない人数ととらわれることがあります
文化的背景により対応が異なる場合も多く、違う文化圏では全く逆の扱いになることもあります
その時その場所で正しいもしくは間違っているとされていても、場所や時間が違えば逆になることがあるので、周りの反応で自らの価値を決めようとしないでください
まとめ
第一に少数派(マイノリティー)であることは悪いことでもなんでもありません
マイノリティーは立場が弱くなりやすいですが誰もがマイノリティーになり得ます
マイノリティーの権利を守ることでより多くの人が生きやすい社会になるといいですね