事実婚と同性婚について〜個人の生き方〜あわせて生産性と国が潰れる話

2023-08-18Sexuality

事実婚と同性婚を希望する人の目的って一緒では?

同性婚と事実婚の法整備がされたら当人たちは生きやすくなるのでは?

文化とか歴史とか子どもに関することとかについていろいろ言っている方もいるようですね

今回は

  • 同性婚と事実婚の親和性
  • 同性婚について
  • その人にとっての生きやすさ

を主にまとめます

同性婚と事実婚の親和性

千葉市でパートナーの証明を発行する制度を設けると発表がありました

事実婚でも「パートナー」証明へ。千葉市で国内初の取り組み 「生きづらさや困難を抱えるすべての人へ」 | ハフポスト

  • 同性婚をしたい人
  • 事実婚をしたい人

その目的って一緒じゃないでしょうか?

社会に認められたい・証明したい

証明ができないと困るのは

  • 一緒に住む物件を探すとき
  • 病気の際に面会や手続きをするとき
  • 財産などお金に関するとき

証明されれば

家族や友人へ話しやすくなります

個人同士のメリット

公的な関係であれば一時の感情で別れられず後悔することも少なくなる

別姓や戸籍の問題などが解決できる

働き方として、名前を変えることができない人もいる

婚姻関係に別姓を認められれば解決するかもしれません

しかし

目的は変えることでは無く

生きやすい選択を出来ること

だと思います

異性同士で戸籍から何からまとめちゃうのが既存の結婚

同性でもいいし戸籍や名前などもまとめないのが新しいパートナー制度

として

一緒に生きていく上で必要な証明や権利は同じようにすればいいと思います

もちろん

同性婚と事実婚に求めるものが全て同じではないです

しかし

既存の結婚の枠組みを変更するよりは

新しくパートナー制度として進めていくのがベストだと考えられます

パートナー制度を同性カップル以外でも使えるようになれば

パートナー制度を理由に同性愛者あることが周りに知られてしまうこともなくなります

同性婚について生産性の話

生産性という観点は本当に頭が悪いと思います

人間の存在に生産性を求める議論にのってあげるとすると(心外ですが…)

  • 個人の希望する生き方ができる
  • 自分の人生への満足感があがる
  • 社会への不満要素が減る
  • 自殺率が下がる
  • 生きる意欲が上がる

などが予想されます

つまり

生産性あがるんじゃないですか?

実際アメリカでは自殺率が減ったという話があるようです

働いて税金を納める人が減らないだけでも十分では?

もし子どもを産み育てることだけを言っているならば

経済的に安定するカップルが増えたら

養子に迎えられて幸せになる子たちがふえるんじゃないですか?

同性婚できないから異性と結婚して子どもをもつ人はいません

(生産性の議論は同性愛者でない人の人権もゆるがすのでNGですよ)

同性婚を認めたらそういう人が増える

そんなわけがないです

性的少数者は一定数います

最近増えてる

って思う人に言いたいのは

公表する人が増えただけ

ということ

例えば

左利きの人は少ないけど、存在はほとんどの人が知っている

左利きだからものを使う時に不便なことはあっても

不当な差別をされることはない(現代では)

血液型がAB型の人も同じ

同じような権利を得ても増えるようなものではないです

増えるっていう人に質問したい

同性愛者になりたいと思ってなれますか?

なれないですよね?

同じように同性愛者が異性愛者になりたいとしてもなれないんです

もし、増えるから大変だ

って思ってる人はなりたいorなれる人

なんだろうと思ってしまいますね

もちろん気づいていなかったという人もいるので思ったらなれた

と、感じる人もいるかもしれません

でももともとそうだっただけです

万が一増えるとします

性的指向関係なしに権利があり、その人らしい生き方ができるなら

労働力としては減るどころか増えるはずです

  • 性的指向が理由で自殺する人も少なくない
  • 社会に出られない人も少なくない

性的少数者が増えることを懸念するより

増えている自殺者数をどうにかするべきでは?

出生率?

子どもを産み育てるということは異性愛者にしかできないことではありません

精子や卵子の提供、代理出産、養子

方法ならいくらでもあるはずです

昔と変わらぬ制度で出生率が下がっているなら

原因はほかのところ

子を産み育てにくい社会

不景気、金銭的に余裕のない社会

に原因があるのでは?

そこの改善を進めたほうがよっぽどいいと思います

子どもがかわいそう

たくさんの愛情と豊かな環境があれば問題無いと思います

現状は幸せだと思えない子どもや大人たちは

異性愛者のカップルから生まれている人がほとんどです

両親、片親、祖父母、施設

どんな状況で育ったとしても

幸せかどうかは人それぞれですよね?

  • 他の人と違うからかわいそう
  • いじめられるかもしれない

生活環境は人それぞれなのに

誰かに他と違うからかわいそう

ということ自体やめるべきです

いじめられるとしたら、いじめるほうが悪いです

いじめをしてはいけないし

いじめる理由になり得る社会を変える必要があります

国を潰さないために

国民全員の生きやすい社会を目指すこと

誰かを切り捨て、死を選ばせる現状を変えること

労働力、労働人口を守ること

子どもが幸せに生まれ育つ環境を整えること

労働環境を整えること

経済的に豊かな社会にすること

お互いの違いを認め多様性のある社会に柔軟に対応すること

余談ですが

車椅子の人や目が不自由な人への対応ももっと充実させるべきだと思います

電車の乗り降りの際や構内の移動など不便に感じている人や、安全性に不安を持つ人も多いはずです

あまり"生産性"のない議論にお金や時間を使うよりも

明らかに必要なところに早く時間とお金を割いてほしいですね

その人の生きやすさ

その人が自由に生き方を選べること

当人同士が希望する形で社会的な立場を得られること

人が生きている上で誰かと関わり
誰かと生活を共にしたい

と思うのは自然なことです

好きになる人が多くの人と違うから一生一人で過ごしてね!

多くの人が得られるサポートもしないよ!

とか

一緒に生活するなら規定のルールに合わせて色々変更してね!

もし拒否するなら社会的には認めないよ!

というのはあまりにもひどいはずです

(税金も納め、労働もしているのに)

まとめ

人と人が一緒に生きていく形はそれぞれでいいのでは?

いくつかのパートナーの形を整備することで幸福度が上がれば社会的にも様々な効果が望める

同性婚と事実婚を望むカップルは共にパートナー制度の導入と権利の充実を求めればいいと思う

Sexuality

Posted by neruma