【時間】世界はどのようにはじまりどこにむかっているのか~未来が先か過去が先か~

科学

時間は過去から未来に向かって流れるの?

因果律は本当か

世界の誕生、宇宙の誕生は?

運命は存在するか

総合的に一つの答えにたどり付けたらいいと思います

時間は過去から未来に向かって流れているか

時間について考えるために過去と未来をどう区別するのか考えてみます

未来はこの瞬間の次に来るが、過去はこの瞬間には過ぎ去っている

この世界に存在するのは「今」この瞬間だけです

過ぎ去った「今」が過去

これから来る「今」が未来

「過ぎ去った」と「これから来る」の違いは何でしょうか

それは確定しているかしていないかだと思います

過去は変えることができません

未来はまだ決まっていません

だから未来に向かって時間が進んでいると考えるほうが自然なのかもしれません

また過去に行くことはできませんが、時間がたてば未来には行けます

ですが、両方とも考え方次第で別の視点から見ることができます

過去と未来を確定しているかしないかで判断する方法

過去は確定しているという考えは多くの人が賛成できると思います

過去を変えることはできません

後悔先に立たず

いいこともわるいことも過去に起きたことは変えられません

だから

過去が先にあり未来があとにくる

過去から未来に時間が進んでいる

しかし

未来が確定しているとしたら

運命によって未来が決まっているとした

この瞬間の次の瞬間に何がおきるのかすでに確定しているとしたら

過去と未来はどのように区別したらいいのでしょうか

過去には行けないけど未来には行ける

過去には行けない

本当でしょうか?

理論的にはタイムマシンで過去に戻ることはできないと考えられています

未来には行ける?

未来のある地点に飛ぶことは現在の科学ではできません

人間が時間の遅くなった空間に滞在することで体感している経過時間よりも経過した時間に飛ぶことは理論上は可能です

深く考えずとも未来はそのときが来れば今になるので未来に行くことはできそうです

人間が知覚できるのはこの瞬間(今)のみで過去にも未来にも行くことができません

過去に飛ぶことができたとしてもそれはその人にとっての今になります

同様に、未来に飛ぶことができたときそれはその人にとっての今になります

この瞬間過去を思えば過去に行けるし、未来を思えば未来に行けるという考え方もできます

物質的には過去にも未来にも行けないが

意識を過去や未来に飛ばすことはできるかもしれません

まだどうなるかわからない未来に意識を飛ばすことはできないと思えますが

過去を完全に再現した形で意識することもできません

記憶次第では過去を捏造することも可能です

確率上の過去、確率上の未来

意識をとばすという状況でも過去と未来は区別できないかもしれません

同じことを繰り返しているものに過去と未来は存在するか

ここでいう同じこととは単純作業ではありません

もっと小さな世界の話です

分子は振動しています

ただ延々と振動している物質に過去や未来はあるのでしょうか

過去にも未来にも今にも同じ動きをすることが確定したとき時間的区別はどのようにすればいいのでしょうか

川の流れに従って

これまで時間の内側に存在する人や物質から過去と未来を考えてみました

時間を過去から未来に流れる川だと考えたとき

過去から未来に流れている時間とはどこからはじまりどこに向かっているのでしょうか

時間を仮に水のような性質をもつものだと考えます

そして穏やかな流れを意識します

もし流れが速くなったり遅くなったりしたら困りますね

余談ですが

体感では時間は早くなったり短くなったりします

生き物によっては知覚できる時間の単位が異なるため反応できる速度も異なります

人間は知覚できる時間より早く動くものが動いたと認識することはできません

人間より短い時間を近くできる生物にとっては人間の動きがとても遅く見えるはずです

さて、

時間が安定した流れの川のようなものだとしたら

流れのもとはどこにあるでしょうか

もしないとしたら円環上で繰り返し起きているのかもしれません

同じ時間を繰り返していても生物が存在できる時間より長い間隔で繰り返されていた場合それを確かめるすべはありません

時間の本質からは同じ時間だとしても時間の中に存在する物質はそのときそのときで異なることが可能だと思いますし

時間とその中に存在する物質がセットだとしてもその時その時は何回目の今なのかを知覚することはできません

宇宙が真空から誕生した瞬間に時間も誕生し

宇宙の誕生した瞬間を0として時間が流れていると考えることは自然に思えます

時間の行きつく先はどこなのでしょうか

時間がぱらぱら漫画のようなものだとしたら

ぱらぱら漫画をイメージしてください

1枚目からめくっていくとストーリーが進んでいきます

この瞬間という1ページの積み重ねが時間であると考えてみても時間の概念を受け入れることは可能だと思います

アニメーションの作り方と同じです

限りなく短い間隔でページを作成したものが時間と考えることもできるように思います

人間は動くものを作成する際に細かい瞬間を作成しそれをつなげて作ってきました

映画もプログラムも同じです

流れるようなスポーツの動きを分析する際に用いるのは撮影した動画を止めた画像です

時間が細かい1ページの積み重ねだと理解することはそう突拍子もないものだとは感じません

過去と未来と今はともに存在するか

過去や未来に行く話を考えたとき気になることがあります

もちろん親殺しのパラドックスなどもありますが

今この瞬間に過去や未来が存在しているかということです

存在していない消えた過去に飛ぶことはできるのでしょうか

まだ存在していない未来に飛ぶことはできるのでしょうか

未来に行けるとしたら今この瞬間に未来も確定していることになりますか?

時間は確定した未来に向かっている

因果律では原因があって結果があり

原因である過去によって結果である未来が確定し得る考え方です

宇宙が誕生したという原因によって

宇宙が最大限まで広がって惑星などすべての物質が寿命を迎えるという結果があるとしたら

結果という未来のために今があり過去がある

つまり時間が未来から過去に向かって流れていくと考えることはできないでしょうか

エントロピー(乱雑さ)を考えたとき

今からエントロピーが増える方向に時間が進むという理論があります

逆にエントロピーが減るとき時間が逆行すると言えます

宇宙のスケールで考えると

生物にも惑星にも寿命が存在し、(人間からして)永遠の時間が経ったときに宇宙はほんとうに乱雑なのか

どこかに収束し整然とした世界があるのではないかと想像してみます

まとめ

時間とはなにか

過去や未来とは

タイムマシンについて

色々と考えてみました

未来が決まっていてそこに向かって生きていると考えた方が、未来のすべての事象に対して今の自分に全責任があると考えるより楽ではないかと思います

生きる未来が確定しているから今を生きている

お付き合いいただきありがとうございました

科学

Posted by neruma