【双葉町】福島県の双葉町 観光コース・旅行記
2023年8月30日に福島県の双葉町に行ってきました。旅行記と今後双葉町に行く方向けの情報を記載します。
単純に観光と言っていいものか、社会科見学のほうが近いのか考えましたが、今後観光地として発展することで復興の一助になるのではと考え観光案内をしたいと思います。
2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う福島第一原子力発電所事故の影響ですべての住民が避難を余儀なくされ、帰還困難区域と避難指示解除準備区域に指定されました。特定復興再生拠点での除染作業とインフラの整備が実施されている。
除避難指示が一部地域で解除されてからちょうど一年の日でしたが、いまだに住民のほとんどが帰宅してないそうです。
東京から双葉町まで
東京から2020年3月14日に全線で運転を再開したJR常磐線経由で13:11に双葉駅に着きました。
青春18切符を使用した旅が目的の一つだったので約6時間半かかりましたがJR特急ひたち・仙台行を使用した場合は3時間半で着くようです。
- 06:44 東京発(JR上野東京ライン(勝田行))
- 09:09 水戸発(JR常磐線(広野行))
- 12:14 いわき発(JR常磐線(原ノ町行))
- 13:11 双葉着
途中いわき駅で乗り換え時間が発生したため、駅のまわりを散策してお土産を買ったり、おやつを食べ時間をつぶしました。
双葉駅到着
駅の周りはきれいに整備されていました。
時計は震災発生時刻の14時46分で固定されているようでした。
タクシーや路線バスはなく、移動手段は徒歩か東口にある100円で借りれるシェアサイクル(返却時に100円は戻ってきます)になります。
双葉町には東日本大震災・原子力災害伝承館があり、訪問者のためのシャトルバス(バス停は東口を出て右手)が運行しています。片道200円で往復する場合は350円です。ダイヤは常磐線に対応しているようです。
町内を散策するため徒歩の予定でしたが、片道だけバスを利用しました。
観光ルート
海岸(30分程度)
シャトルバスで東日本大震災・原子力災害伝承館前まで行き、そこから徒歩で数分かけ海岸へ向かいました。
整備された道路を進み、階段で堤防の上に登ったところきれいな海が見えました。
このきれいな海が大災害をもたらしたと思うと少し恐怖心を覚えました。
自然の力は恐ろしいものでありながらもやはり海は美しいものだと思います。
双葉町産業交流センター(30分程度)
東日本大震災・原子力災害伝承館前の横にある双葉町産業交流センターに行きました。
レストランとお土産ショップがあり、ファミリーマートもあります。
屋上があり、町を見渡すことができました。ほとんどの建物が撤去されていますが、一部残されており災害の様子が見て取れます。
1階のお土産ショップには福島名物のラーメンやお菓子やお酒などがありました。
さるなしの豆菓子(230円)といくつか食べ物を購入しました。
東日本大震災・原子力災害伝承館(40分程度)
東日本大震災・原子力災害伝承館の展示入館料は大人が600円で小中高が300円、団体だと安くなるようです。
レビューを見ると無料にすべきという意見もあり、無料にしてより多くの人に来館してもらうほうがいい内容である一方で被災地にお金を落とすことも復興のためには必要だと思います。
双葉町の歴史、福島第一原発の歴史からはじまり東日本大震災に関連する貴重な資料などが展示されていました。
少しでも興味がある人はぜひ一度訪れてみてください。
フタバスーパーゼロミル(30分程度)
浅野撚糸 双葉事業所 フタバスーパーゼロミル・エアーかおる双葉丸に行きました。
糸やタオル製品を作っている工場です。
復興のための企業誘致により、2023年3月から稼働しています。
お土産にタオルを購入し、併設のカフェでシラスのパスタをいただきました。おいしかったです。
東日本大震災慰霊碑(5分程度)
最後に双葉駅まで向かう途中に少し左に進んだところにある東日本大震災慰霊碑に行きました。
最後に
16:15 JR常磐線 双葉駅発原ノ町行 までの約3時間という限られた時間いっぱいのコースでした。
見学時間や食事の時間を短めにする必要があり、余裕のないスケジュールだったので、移動には自転車を使うほうがいいかと思います。
道中ではFUTABA Art Districtプロジェクトの壁画が目につきました。
残されていた無人の建物の様子から震災の傷跡が見て取れました。
福島県復興祈念公園を整備中(令和6年3月29まで)とあり、完成したらまた行きたいと思いました。
機会があればぜひ行ってみてください。
旅行中の放射線量はこちらにまとめました。