【ゼロポイントフィールド】ゼロ・ポイント・フィールド仮説~完全解説~
ゼロ・ポイント・フィールド仮説というものについて考えてみます
よくわからないことばかりですがお付き合いいただけますと幸いです
零点エネルギーを有する場のこと
ゼロ・ポイント・フィールド仮説について
ゼロ・ポイント・フィールド仮説とは
この宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があり、この場に、この宇宙のすべての出来事のすべての情報が「記録」されているという仮説
田坂広志,「死は存在しない」
すべての物質は波動にすぎないという理論
真空にエネルギーが存在するという理論
膨大なエネルギーを有する場が存在するという理論
ホログラムのように波動の性質から大量の情報を保存できるという理論
ゼロ・ポイント・フィールドと呼ぶことができる場が存在するという理論
ゼロ・ポイント・フィールドには膨大なエネルギーが存在するという理論
これらからゼロ・ポイント・フィールドにすべての情報が記憶されているという仮説です(だと受け止めました)
ゼロ・ポイント・フィールドには過去・現在・未来のすべての情報が保存されるため
未来予知などはゼロ・ポイント・フィールドにアクセスすることによると説明することができます
これまでに存在する多くの宗教や思想には大いなるもの(神など)の存在が示唆されていますがそれをゼロ・ポイント・フィールドと考えることですべての概念を説明することができます
なんとなくそれっぽいお話に聞こえてきます
ゼロ・ポイント・フィールド仮説の検証
落ち着いて考えてみるとところどころ話が跳躍しているように思えます
すべての物質は波動にすぎないという理論→?(波動の性質ももつ)
真空にエネルギーが存在するという理論→真
膨大なエネルギーを有する場が存在するという理論→真
ホログラムのように波動の性質から大量の情報を保存できるという理論→真
ゼロ・ポイント・フィールドには膨大なエネルギーが存在するという理論→?
ゼロ・ポイント・フィールドと呼ぶことができる場が存在するという理論→真
これらからゼロ・ポイント・フィールドにすべての情報が記憶されているという仮説→不明
エネルギーの話
真空から宇宙が生じた際に使われたエネルギー
量子力学で粒子の最も低いエネルギー状態でもエネルギーはゼロにはならない、それを零点エネルギーという
粒子が完全に静止できずゆらいでいる(量子揺らぎ)ため、その運動エネルギーが残る
カシミール効果というものがあり、真空中に少し(本当に少し)だけ話して平行に置いたとき板同士が引き合う
この現象は零点エネルギーで説明できます
ゼロ・ポイント・フィールドに存在するエネルギーは零点エネルギーで、莫大なエネルギーは真空のエネルギーの方ではないのかな
また解明されていないダークエネルギーが存在するという理論があります
宇宙膨張を説明するために考えられているエネルギー
宇宙空間の分子とかが存在しないところ=真空
真空から真空のエネルギーによって宇宙が生成され、ダークエネルギーによって宇宙は膨張している
零点エネルギーが存在するゼロ・ポイント・フィールドが存在する
宇宙が発生する前に膨大なエネルギーを有した(おそらく)真空と現在観測できる真空は同一なのか?
真空から宇宙が発生した際にダークエネルギーやダークマターが発生した場合、膨大なエネルギーは残っているのか
物質と波動
物質を構成する分子や原子と細かく見ていくと素粒子にたどりつきます
素粒子は、粒子のようにも、波のようにも振る舞う
素粒子は力を媒介すると考えられています
波動の性質を維持するためには
波動を媒介する場が必要・・・?
エーテル・・・?
光の波動説において宇宙に満ちていると仮定されたもの
エーテルは光の媒質としては否定されています
宇宙空間を満たしている(ダークマター)=エーテルと呼ぶことにする
とすることは可能に思えてきます
素粒子はヒモが振動したものという「超ひも理論」というものもあります
トンデモ科学・似非科学のはざまで
新しい概念は得てして怪しいものです
現在、真とされている量子力学のお話だって勉強しないとチンプンカンプン、勉強しても数式上はそうなっても、体感なんてできるはずもなく
常々考えているのは科学も信仰であるというお話です
理論があっても信じるひとがいなければ、信じる人によって検証されなければ怪しいままだからです
すべての物質が振動?って思っても電子顕微鏡で見たときガチで振動しているのは面白いです
固有振動数で共振して橋が崩壊とかもありますね
世界は波動によって成り立つ
え?呼びました?(スピリチュアルくん)
意外と間違っていないのかも(代替医療としてスピリチュアルに縋るのは金銭的に無理のない範囲で!)
まとめ
ゼロ・ポイント・フィールド仮説にはすべての現象が記録されている!
という概念は受け入れがたいですね
現象があってゼロ・ポイント・フィールドに記憶されているというよりは
ゼロ・ポイント・フィールドがありそこに保存されている情報をホログラムの原理で投影したのがこの世界である
ああ、それっぽいことが言えてしまった・・・
現世がみかけの地平線に投影された情報であるという理論(正確ではないです)
すべての粒子は基底状態(一番エネルギーが小さい状態)でもエネルギーを持つ(零点エネルギー)なら、粒子が基底状態となり得る空間すべてがゼロ・ポイント・フィールドになり得る
真空状態かつ絶対零度の空間=ゼロ・ポイント・フィールド?
零点エネルギーは限りなく小さい有限の値
ビッグバンの起因となった莫大なエネルギーを持っていた真空は宇宙の誕生によりエネルギーを失ったと考えるのが自然です
苦しいですが、スピリチュアルで信仰されているゼロ・ポイント・フィールド的なものが存在するとしたら
宇宙の外側もしくは別の次元に宇宙の誕生の前に存在した膨大なエネルギーを有する「場」なり「物質」なり「なにか」が存在し、「そこに保存されている情報をホログラムの原理で投影したのがこの世界である」もしくは(かつ)「またそこにアクセスする(ことができるのか・・・)ことでなにかの恩恵を得られる」
ということでしょうか・・・
あとがき
なぜゼロ・ポイント・フィールドについて検討したかというと、そんな場が存在し、巷で言われている恩恵にあずかれたらいいなあと思いました
しかし
好奇心のせいで妄信することができないので、調べたところとまらない好奇心で物理の世界にもぐってしまいました
定義を確認したときに
ゼロ・ポイント・フィールド=零点エネルギーを有する場(零点エネルギーは限りなく小さい)
ゼロ・ポイント・フィールド仮説→ゼロ・ポイント・フィールドには膨大なエネルギーが存在
はい、矛盾
ってできるんですよね
一方で
名称はさておき、膨大なエネルギーが存在する場は存在する(じゃないと宇宙の誕生を説明できない)
そこにすべての情報が保存されているとしたらロマンがあるかと(あるのか?)
保存されるという
現世→場(情報)
より
場(情報)→現世(情報)
という方が個人的には飲み込みやすい
お付き合いいただきありがとうございました