【知っておきたい】LGBTなどセクシュアルマイノリティーについて解説~セクマイカップル?Q?A?N?P?~
LGBTについて政治家の対応が問題、話題になったり
テレビや新聞などのメディアで性的少数者のことがとりあげられることがあります
しかし、ちゃんと理解している人って少ないようです
セクマイって?LGBTって?何という方へ
今回は性的少数者に関する言葉について
あまりよく知らない人向けのお話です
LGBTとかLGBTQってなに?
性的少数者のことです
具体的には
- 好きになる相手が異性のみでない
- 好きになることに性別を重視しない
- 生まれたときの性別に違和感がある
- 生まれたときの性別でふるまうことがつらい
ざっくりいうと上のような内容に当てはまる人たちのこと
それ以外は特徴も違いもありません
見分け方が話題になることがありますが根拠は一つの事例とかで全員に当てはまるわけありません
そこから偏見や差別へとつながることが多いので気をつけましょう
LGBTQの意味は?
- 女性同性愛者である“Lesbian“(レズビアン)
- 男性同性愛者である“Gay“(ゲイ)
- 両性愛者である“Bisexual“(バイセクシュアル)
- “Transgender“(トランスジェンダー)
頭文字をとって作られた言葉
LGBは性指向(好きになる相手についての話)のこと
Tは性自認(自身の性別についての話)のこと
一つのグループにされたことで議論や混乱を招いてしまうこともあります
性的少数派、セクマイなどと呼ぶこともある
LQBTやLGBTQという呼び方について、賛同していない当事者もいるため使うことには注意が必要
当事者は各々納得できる呼び方で自称している
Qの2つの意味
“Questioning"(クエスチョニング)
- 自分の性指向や性自認が定まっていない人
- 自分のセクシュアリティーに疑問をもつ人
- 今の性のまま生きることに不安も感じる人
性について疑問や違和感をもち、納得できるセクシュアリティーがわかるまでの間はみんなQでいい
性にしばられないとして、ずっとクエスチョニングという自認の人もいる
人によって様々だから悩んだらとりあえず焦って決めつけずにQでいいのかも
もっと詳しく知りたい方はこちら
クエスチョニングかもと思ったら〜相談したくてもできない人に〜
“Queer"(クィア)
「奇妙な」などの意味をもち、もともとは性的少数者に対する侮蔑の言葉だった
しかし、今現在ではポジティブな言葉として再定義されている
ポジティブにクィアと自称する人たちを中心として使われている
まだまだ周知が進んでいない面もあり、人に向かって使うと差別的にうけとられることがあるので注意!
プラス(+)とは?
LGBTQ+という表記を見たことがあるかもしれません
このプラスは性のバリエーションが多様であること、LGBTQ意外にもさまざまな人がいることを表しています
セクマイとは
セクシュアルマイノリティの略
性的少数者ということ
セクマイカップルとは
カップルの両方または片方がセクシュアルマイノリティの当事者
- ゲイカップル
- ビアンカップル
がプロフィールに書いていることが多い
- 一見男女でもバイやトランスの人のことも
- 見た目で判断できない場合も
誹謗中傷はしない
自分の中の常識から外れている人をSNSで見かけたとしてもコメントはしないこと
SNSでのセクマイカップルの投稿に、ひどいコメントがあることもしばしば
絶対にやめましょう
性的少数者の割合について
現在では様々な調査により大まかな割合を知ることができますが、どの程度正確なのかわかりません
なぜなら下のようなことが考えられるからです
- 世間の目を恐れて、正直に答えていない人もいるかも?
- 十分な人数を調査しているのか?
- 正しく統計されているのか?
もしかしたら、いるとされている人数の何倍もいるのかも??
性についてのカテゴリーはとても多く抽象的なことも
- 当事者でないと理解できないものもある
- 理解できないからと、存在を否定したり侮辱するのはNG
Xジェンダー
- 新しい性のカテゴリー
- 第3の性としている国もある
- 男でも女でもない性であるという自認の人
- 男でもあり女でもあるという自認の人
- 性別という概念にとらわれないという無性という自認の人
他にもいろいろな人がいる
- 好きになる相手の性別にこだわらない,すべての人を好きになるという全性愛“pansexual"(パンセクシュアル)
- 人のことを恋愛感情という意味で好きにならない無性愛“Asexual"(アセクシャル)※国により違う
- 恋愛感情はあっても他者への性的衝動を持たない非性愛“Nonsexual"(ノンセクシャル)
[人により違いがあって、必ずしも「これ!」っていうものがない人もいます
性的少数者でない人
- 生まれた性に違和感なく、その性別でふるまう人を“Cisgender"(シスジェンダー)
- 自分の性と異なる性の人を好きになる異性愛者を“heterosexuality"(ヘテロセクシュアル)
と呼ぶことができる
ノンケはその気(同性愛)がない人をさします
性指向と性自認は異なるので複数のカテゴリーに当てはまることもある
- LGBの中には、シスジェンダーもトランスジェンダーもいる
- Tの中にも、ヘテロセクシュアルもいればLGBもいる
- 性的マジョリティーである人は、シスジェンダーでヘテロセクシュアルであると言える
誰かを傷つけないために
以下のことには注意
- 性指向や性自認についてLGBTということばでかたづけない
- 当事者と会った時、当事者になったときのために知識を身につける
- 一方的なコメントはしない
私の知り合い、周りにはいないって思っている人
本当は隠しているだけかもしれない
何気ない一言で悲しんでいる人がいるかも
割合を考えたとき、周りに一人もいないとは思えません
誰かを傷つけないために、自分が傷つかないために
注意が必要です